ohinanikki

音楽・本について、色々。

夢について、気付いたこと

夢について、気付いたこと。夢には何となく「虫の知らせ」とか、「予知夢」のイメージを持っていた。けど、むしろできごとの余韻・反芻(できごとが終わっても、それについての気持ちがまだつづいている)とか、よそで現在進行形で流れていること、だと思った方がしっくりくることに気付いた。この世で同時進行で流れている状況があって、それをただ、自分の目ではまだ見る機会が来ていないだけ、という。

なので、今持っている思いや念が消えて、それからだいぶ経ったあとの世界、というのを夢で見ることはない気がする。そんなに離れた先のことは、知る必要もないし、あまり知りたくもないし。「できごと」が個人の生活の範疇を超えるならまた別ですが。その「思い」が世の中に対する漠たる不安、だとしたら、それは多分終わることはないだろうし。

なので、近未来のヒントを夢で見ても、それ=カンが良い、というのとは違う気がしてきた。自分がよくおどろどろしい夢を見るのは、むしろ頑なに見ていない現実を、無意識が知らせざる得ない、ということなんじゃないかと思ったりした。

出先でかかってきた電話、雑踏の中、途切れ途切れに聞こえた声に、話自体聞き取れてないのに、表情を伺うように耳を凝らしながら、そんなことを考えたりした。