冷たく湿った夜 自分を見失った
朧げな光の中で 再び見つけ出した
奇妙な悦びに 導かれたのだ
ライラックの木の下で
ライラックの木から ワインを作った
その手順の一つ一つに 心を込めて
私の見たいものを 見せてくれて
私は なりたいものに なれた
ただ もの思う以上に 思い詰めている時
してはならないことを してしまう
思ったよりもずっと 飲み過ぎてしまった
そうすれば ここに あなたが戻って来るから
ライラックワインは 甘く酔わせる
私の恋人のように
ライラックワインは 私を不安にさせる
私の恋人のようだ
聴いて、私にはよく見えない
彼が今 ここに 来ているのだろうか
ライラックワインは 甘く酔わせる
私の恋人はどこ
ライラックワイン、私は不安でたまらない
私の愛はどこにある?
聴いて、なぜ全てが ぼやけているのだろう
あれは 彼なのか、それともただ
私が狂っているのか、愛しいひと
ライラックワイン、
どうやら 私はまだ
愛を 躊躇っているよう
未だに 愛することを
躊躇っているみたいだ