ohinanikki

音楽・本について、色々。

Lilac Wine - Nina Simone

冷たく湿った夜 自分を見失った
朧げな光の中で 再び見つけ出した
奇妙な悦びに 導かれたのだ
ライラックの木の下で

ライラックの木から ワインを作った
その手順の一つ一つに 心を込めて
私の見たいものを 見せてくれて
私は なりたいものに なれた

ただ もの思う以上に 思い詰めている時
してはならないことを してしまう
思ったよりもずっと 飲み過ぎてしまった
そうすれば ここに あなたが戻って来るから

ライラックワインは 甘く酔わせる
私の恋人のように
ライラックワインは 私を不安にさせる
私の恋人のようだ

聴いて、私にはよく見えない
彼が今 ここに 来ているのだろうか

ライラックワインは 甘く酔わせる
私の恋人はどこ
ライラックワイン、私は不安でたまらない
私の愛はどこにある?

聴いて、なぜ全てが ぼやけているのだろう
あれは 彼なのか、それともただ
私が狂っているのか、愛しいひと

ライラックワイン、
どうやら 私はまだ
愛を 躊躇っているよう
未だに 愛することを
躊躇っているみたいだ