ohinanikki

音楽・本について、色々。

2016-01-01から1年間の記事一覧

少しだけ龍

11:55 -Come Softly to Me*私は少しだけ龍だった。30代半ばから、ちょん切れたような尻尾が少し生えて、その付け根や背中に緑のうろこが少しあった。その頃の友達の1人にだけ、少し龍の部分があることを話していた。それからしばらくして、私は死んだ。横向…

Rex's Blues - Jolie Holland

(対訳) 遠くから 気まぐれな あのブルーな風にのって彼女はお前を苦悩へと 引きずりおろすお前は置き去りにされる 時の過ぎるがまま一人孤独に 堕ちるがままとなってもし 5セントあれば 賭けを探すだろうもし 1ドル勝ったら 放り投げるだろうもし 海へと雨…

歌詞解釈③:遠雷 - ましまろ

遠雷 ましまろ作詞/曲:真島昌利 わだかまる雲 ひっぱるネオン半開きの窓 南へ走る 列車の音が風に途切れてる ふらり ふらふら考えている考えてもない眠くない 錆付く鉄の 橋の下にはカラスの休日 海賊たちの 遥かな歌を思い出している ふらり ふらふら考え…

歌詞の解釈②:したたるさよなら - ましまろ

したたるさよなら ましまろ作詞/曲:真島昌利 なまめく 虎の縞模様夕陽の首が 折れている 19世紀の絵の中の海へ 思い出 冬の体育館シャッター 逆光のままで 吐く息白い 冷たいやさしさ したたる さよならしたたる さよなら なまめく 虎の縞模様夕陽の首が 折…

歌詞の解釈①:体温 - ましまろ

体温 ましまろ作詞/曲:真島昌利 いいにおいがする 懐かしい匂いコマ送りのまま 砕け散る波に真冬の海で おぼれる 金属の夢 自転車に乗って 君と二人乗り枯れた木の肌に 染みる昼下がり坂道下るスピード 凍るドーナツ かじかむ言葉を 擦り合わせて柵の向こう…