ohinanikki

音楽・本について、色々。

プーチンとは、どういう思想の人なのか


このところ、書籍を買ったり調べたりもしていましたが、この動画で初めて知ったこともありました。料理しながら聞いていたのですが、とても感動的な内容で、途中から涙が出てきました。動画を見る時間がない方のために、下に要約してみました。動画の方が伝わるので、できれば実際に見てもらいたいですが。

ちなみに、ここでは今回の戦争の直接、また直近のきっかけには触れていません。精神的な話が主なので、その背景を知ってからでないと、ちょっと理解できないかもしれません。少しだけいうと、戦争に至った経緯は、8年に及ぶジェノサイド、ナチスと同じくロシア人への弾圧です。ウクライナ独立も、同じくネオコンが仕組んだもので、アメリカの当時国務次官補のヌーランドが、ウクライナのデモ参加者たちにお菓子を配っている様子がばっちり映像に映っています。国民の声ではなく、他国(とテロ組織)が扇動したデモだったのです。日本ではあまり暴動などは起きませんが、例えばもし渋谷で血まみれの激闘が起こっているさ中に、他国の政治家が嬉々として、手作りクッキーなど配っていたらびっくりしませんか?

そういえば、政治家の孫崎享氏も『オリバー・ストーン オン プーチン』をお勧めしていました。色々な本が出ていますが(正直読む気にならないタイトルが多いのですが)、やはりこれは中立的に書かれた良書のようです。

この書籍は高騰してしまっていて、私はまだ買えていないのですが、映像の方でも十分理解できます。前の記事のミュンヘン演説クリミア演説でも。ロシア・プーチンが国際情勢において、裏切られ、世界中に悪く喧伝されても、常にどの国とも対話の姿勢をつづけてきたこと、旧ソ連全域に対して愛情を持っていることは、何十年も前から一貫しています。

私は占い師なので、占いの観点からも見てしまいますが、上の孫崎享氏、ネルソン・マンデラダライ・ラマジュリアン・アサンジ、M.I.A、青島幸男メルセデス・ソーサ、ヘレン・ケラーと、優れた政治家・政治活動家・社会活動家は蟹座が多いですね。優れた政治活動には愛国心・人類愛が必須なのだと気付かされました。

天秤座もプーチンの他に、ガンディー、ジョン・レノンがいます。余談ついでに、あと1つだけいっておきたいのは、みなさんよく間違われますがヒットラー牡羊座ではなく、牡牛座です。金星・火星と3つも天体があります。占い師の方、みんながみんな間違えているので(わざと?笑)ちょっとびっくりします。いい占い師の条件は「(まずは)ちゃんと調べてから書く(言う)こと」じゃないかしら。ただでさえ、占い師は「いいかげん」「テキトー」と白い目で見られることも多いのだから、基本の誕生日をちゃんと調べるぐらいはしておきたいところです。

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(9:36ぐらいから)
プーチンが)マスメディアがいうような人とは全くちがう、と個人的に感じたのにはいくつかの理由がある。まず、この人が実権を握り始めた頃、ロマノフ王朝の名誉を復活させた。民意掌握のための方法とも取れなくもないかもしれないが、小手先の考えではできないと私は思った。このロマノフ王朝というのは、フランス革命と同じように栄華を誇り贅沢三昧に過ごしていて、ラスプーチンが入り込み複雑怪奇な印象を与える王朝でもあったが、少なくともこれはDSに倒された。そして実はひどい倒され方をしている。それこそ、だんだんと追い詰められて、羽をもぎ足をもぎ、という殺され方だった。密室の中で本性を現したDSの姿は、たまにこうして垣間見れるが、その筆頭の被害者がロマノフ王朝であった。プーチンはこの名誉を復活させた。ということは、反DSであることだけは間違いない。

そしてもう1つ、僕がプーチンの人となりを感じるのが、彼は熱心なロシア正教会信者であること。これも民間の心を掌握する方法なのかもしれないが、そうとも思えない。ソ連時代は「共産主義という主義が最大のものであって、その前には宗教すら人間に与えられた阿片である」という考えから、ロシア正教会は大変に迫害されていた。ただ、あまりにもロシア正教会の存在感が強いため、完全に消滅させられることはなかった。細々と生き延びていた時に、プーチンはこれを正式に高くすくい上げた。正教会トップの、総主教の方がいて、この人はプーチンと長年の友人関係である。宗教的な背景もそこにはある。もちろん宗教とは政治でもあるので、純粋な信仰か分からないけれども、精神的支柱を重視するロシアというものを作りたかった、ということだけははっきりしている。要するに「共産主義という主義が、人間の魂を超えるものであってはならない」。ロマノフ王朝を復活させ、ロシア正教会を復活させたことで、これだけは間違いがない。

そしてグローバリストは、これをだめにさせるというのが、そのやり方。人間の本来の魂の存在と、誇りとを。その文化に背景を持った応答、つまり殺されたロマノフ王朝の無念の気持ちを汲み取るという精神性。そうした精神性を奪うのが、グローバリズム。そして、もわーっとさせて何も考えられない人間を作って、甘いものを与え、食べさせるだけ食べさせて、糖尿病にさせるかのように、自ら生きる強さを失わせていく、これがグローバリストのやり方だった。プーチンはそれと全く正反対のことをして、彼らと対立している。だから本物なのだ、いいとか悪いとかではなくて、そういう人間であることだけは確かだ、ということがいいたい。

ロシア正教会のキリル総主教は、プーチンと長い間友達である。彼がいうには、ロシアというものは「精神的なもの、魂を背景にした国づくりでなければならない」と。そういう視点に立っているのは、プーチンと同じ。だから今回のウクライナ騒動に関して「政治的な意味合いだけでなく、遥かに重要な人間の魂の救済の問題に関わっている」と。この視点が、日本のマスメディアでは一切語られることがない。語られないというか、語れないのよ、分からないんだから。DSにはそうしたものが、人間の魂というものが、人間の魂を救済するということが、分からない。彼らは人間の魂を奪うことが最終目標だから。だから全く正反対。となると、この戦争の本当の意味が見えてくる。人間の魂を基にする、これからの地球創生か、もしくは人間牧場を作って「お前らの魂を全部奪って、ここを地獄として、私たちが君臨するんだ」―だってそのために、DSは共産主義を作ったのだから―となるのか。正教会のトップは先の言葉で、最終の争いが何であるかを伝えている。

どちらが正しいかをいっているのではなく、そうした背景を持っている。あとは皆さんが個々でお考えになればいいだけの話。ただメディアに乗せられて、糖尿病のもとを撒かれて、訳が分からないまま「ロシアはいやだ」「プーチンはいやだ」というのもいいけれど、それは遊園地を与えられて、知らない間に浸食されていく人類の運命に、加担した流れを作るということ。私は、それは危険だと思っている。

どなたかが「ロシア軍はキエフを壊したくない」といっていたが、その通り。ロシア正教会キエフに本部・主だったものがあって、そこを中心に発展していったのだから。東スラブの民の魂のシンボルであり、それを知っているのがゼレンスキー、ウクライナ(軍?、ウクライナ軍にはネオナチが含まれる)。なので、ロシアは絶対に攻めてこないということを、あいつらは知っている。だから人間を盾に取れば何もできないと。そしておびき寄せておいて、攻撃しているという構造。そうした構造があることを分からなければいけない。

メディアはそういうことを伝えちゃうと、後ろめたいし、まずいから、やっぱり戦禍を目に見える形でロシアのせいにしている。実際あの戦禍すらも、ウクライナが仕掛けている部分も絶対にある。なので、やはり公平に見た方がいいんじゃないかなと。プーチンにとって、鬼の目にも涙ともいえる、弱点はある。人間の魂に対する毅然とした態度を通す人は、弱点もあって、卑怯なことができない。だからプーチンが絶対にキエフを壊さないことを(ウクライナ側は)分かっている。でもここまで来たら分からない、やはりヤクザなので、何をするか分からない。皆さんが心配するように、そういう意味でプーチンは分からないところがある。しかし、今まさに膠着して、留まっているのはそうした背景がある。プーチンの名誉のためにも、一応そのことを語っておきたい、という気持ちを私は持っている。

彼は武士道に対する信奉者であって、自身も柔道の達人。山下(泰裕、現・日本オリンピック委員会学長、元・オリンピック金メダリスト)なんて、プーチンと親しい、友達なんだよ、本当は。だらしないよね、こういう時に何1ついえないんだ。日本の政府の前で。偉くなっちゃったんだよね、出世したんだろうね。それから自民党、清和会でもいたよね、森・元総理。プーチンと友達のはず、日本魂というものを通しての。しかしこうなってくると、あんなにでしゃばっていたおじいちゃんが、いきなり出てこなくなる訳だよね、何1つね。だから、本当の武士道を通しているのはどっちか、山下や森は恥を知らなきゃいけないんじゃないか。

すなわち、グローバリズムのやり方は、人の魂を不在にし、溶解し、今いったようなことが人生の目的でないと思わせることが1番の力だった、という勢力。そしてそれに対抗したプーチンは、まずロマノフ王朝を復活させた、人情だよ、それは。そしてロシア正教会の総主教が、これは魂の奪い合いの戦争なんだという視点に立ったように、私にもまさにそう見えている。

こういうことをいうと「じゃあロシアに住めばいいじゃない」とかいわれるけど、そういう問題じゃない。私は何が起きてるかを説明している。私の中には日本人の遺伝子があって、そして言霊に対する1つの自分なりの確信があって、和歌の重要性を知り、日本人としての立場で、これからも何事もやっていこうとしている。「ロシアに行っちゃえ」とか(野次をいう人は)、狂ってるんじゃないかと。真実を見る目を失わせようとしているのが、グローバリズムの教育だった。私たちは、精神的な糖尿病に罹っているのだ、ほとんどの人が。そこに巣食っているのがメディアであると。だからやっぱり、魂の本当の敵は、今はメディアだと私は思う。そしてこの対立の姿勢が、最後の戦争として浮かび上がってくる時、戦争というのは人間の魂を消滅させるか、もう一度復活して取り戻すかの1つの最終戦争という形を見せてきている。そうした面があると、私には思えてきている。

日本も、心の存在、魂の存在、武士道が、なくなっていっているのかもしれないね。でも最後に私たちが拠り所にするところは何か、死んでも持って行けるもの以外に、「道」を見つけることはできないんじゃないか。そしてそれが、日本人じゃないかと思うのだけれど。