ohinanikki

音楽・本について、色々。

桟橋 Pt.Ⅱ

冬の朝明け 引き潮 煙って
漂泊の果てで 薄らいでゆく船
ひとけない 桟橋の上から 見てた
越境の時は いつも誰もいない

恋人よ 何一つも
気にしないで
この世界には 二人だけだと
気が付いて

瞬く隔たり 揺らぐ領国
暗転の瞬間は 橋が架かる合図
声になったことのない 言葉を
言いかける時を
あなたと生きていく

恋人よ 橋の上では
振り向かないで
この世界が 始まる時は
今、だから

果たされる 果ての
行き止まり
あなたは 私じゃない
だから、触れられる

恋人よ 何一つも
気にしないで
この世界には 二人だけだと
気が付いて

恋人よ 橋の上では
振り向かないで
この世界が 始まる時は
今、だから

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→Pt. Ⅰ(2014)